台東区 浅草
今、台東区が袋叩きにあっている。
人道上、ということで表立っての反論が出来ないことを良いことに綺麗ごとの嵐。
服部区長も辛かろう。
要は台風の土曜日、ホームレスを小学校の避難所の担当が受け入れなかった、ということ。
・・・住所は?
・・・無い。
・・・区民のための施設なので入れません。
こう聞きゃ、冷てーな。何とか出来んだろ。 と思うかも知れない。
当日の朝9時頃に一人のホームレスが避難所へ行ったそうな。
そこでこの対応。
その後、上野駅でタイミング良くNPO法人がその話を聞く。
その後、約2名のホームレスが避難所へ行き、また断られる。
で、NPO法人がSNSで拡散。
朝日新聞も記事にする。
しかしだ。 そもそもその時点で台東区は大した雨は降っていない。
避難したほうが良いかもよ、っていうメールが来たのは夜だったし、それも一部崖地のある地域。
コメンテーターや街頭で信じられませんね、という人たちはどういうホームレスを想像してるんだろう?
環境弱者で住むところが無く、路上生活を強いられてる人を思うのだろうか。
そういう人もいるだろうが、上野公園や隅田川にいる連中はほぼ浮浪者だぜ。
その臭気たるや雛壇に座ってるコメンテーターとやらなんかは想像できないだろう。
5メートル先でも凄い臭気だぜ。
テレ朝の玉川某は「最近じゃボランティアが風呂に入れたりして清潔ですよ。そう聞いてます。」とのたまう。
じゃあ、実際テントの中入るなりして一緒に飯でも食ってみろよ。
ペットは感染症やアレルギーの問題があるから入れない、って避難所は多いよな。
うちの中で飼ってるペットのほうが百倍は清潔だぞ、マジで。
病院で風呂に入れてから受け入れれば良い。そんなお花畑のようなこと言ってた人もいる。
避難所より衛生的じゃなければならない病院が受け入れるわけ無いじゃん。
小学校の教室に受け入れて、居座られたらどうする? 腹が痛いのなんのって。
職員も、区民じゃないから、住所がないから、で断ったんじゃない。バタ屋だから断ったわけだ。
ただ言えないわな、テレビのインタビューで「バタ屋だから断りました、酔っても居たようなので」とは。
ちなみに俺らは子供の頃から、「あいつらとは目を合わすな」と教わる。
子どもたちにも、そう教える。
理想と現実は違う。 世の中にはいろんな事情がある。
綺麗事だけで娑婆は渡れない。
マジもののホームレスだったらそういう事しないだろうね。
あとで住みづらくなるようなことはしないのが、プロのホームレス。
かっぱ橋道具街なんかアーケードがあるから雨露を凌げるわけよ。
ただ町が目を覚ます前に、きれいに片付けて居なくなる。
そして町が眠った後、何処からともなくやってきて過ごす。
そしてそれを見て見ぬ振りをするのが、暗黙の了解。
当日、台東区は強風も大雨(夜10時頃がピーク)も小一時間ほどで止み、夜更けには綺麗な月が出てた。
普通のホームレスなら避難所へ行きたい、とは思わないだろうな。