上野動物園を楽しみ、正面横の出口を出ると目の前に小さな遊園地があるのを知ってる人は多いと思う。
終戦直後に焼け野原となった東京で「子供に夢を」と運営会社の現社長西村さんの祖父、鷹之丞さんが作ってくれた。
当初は公園内の別の場所にあったが、昭和30年代に今の場所に移転したそうな。
オレも幼少のみぎりには、地元の黒門幼稚園の校外学習で訪れてるし、その後も楽しませてもらった。
ウチのお姉ちゃんや倅も、もちろんお世話になった。
何しろ動物園を出たら目の前にある。
これをパスしろ! というのは子供たちには無理だ^^;
今となってはレトロ感漂うが昨今の昭和回帰ブームもあり、賑わっていて経営も安定してたそうだ。
現社長の西村さんは、「事故も起こしたことはないし、お客さんも最近は外国の方も増え経営は良かった」と云う。
昨年の初めに土地を所有する都から、一年程度で閉園してくれ と言われたそうだ。
行政には逆らえない と諦めたとのことだが、園内にある閉園のお知らせには悔しさが滲んでいた。
上野動物園のエントランスを大改修し、広場にオープンカフェを作るとのこと。
もう噴水のところにあるじゃねーか、オープン何とかなら。
みんながみんなカフェとやらで、もっともらしくお茶したいわけじゃねーだろ。
子供にはカフェより、遊園地だろう。
また似たような再開発で、残しておきたいモノが無くなるわけだな。
ちなみにパンダ焼きで人気のあった桜木亭も、閉めたそうだ・・・
この情報は動物園写真を専門に撮ってらっしゃる、ブロ友en_dyさんに教えてもらいました。
教えてもらわなければ知らないで終わるところでした。
ありがとうございます。
参考: http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201609/CK2016090802000134.html