2017年 05月 07日
鶴見線 昭和の匂い 2
海芝浦駅へ行く線と別れる浅野駅で降り、メイン路線沿いを歩く。
ほどなくするとレトロ感あふれる町、安善町に入る。
道沿いには工場しか無いと思っていたところにポツンとは言わないが、唐突に現れた感があった。
高度成長時代から、ここらへんの工場の従業員たちの胃袋を満たしていたんだろう。
おそらく最近ではデリバリー弁当がメインになってるんじゃないか? この店は営業していたがシャッターの降りている店も少なくはなかった。
無人駅、安善駅
鶴見線は無人駅が多い。使う人達が限られているせいもあるのかも知れない。
駅は小さくて無人なのだが、鉄路は幾線も敷かれている。
貨物路線が並行してるらしい。
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戦後の財閥解体で無くなったが、浅野財閥、安田銀行(財閥系)があったとのこと。
(ここからは日本昔ばなしの、常田富士男サンの声で・・・)
日露戦争後、重工業の必要性を感じ臨海工業都市を作るべく、浅野財閥を裸一貫で起こした浅野総一郎が東京港埋め立て株式会社を創設。
川崎から鶴見にかけての海を埋め立てる巨大事業に人生を賭ける。
その時、渋沢栄一の援助を受けるべく仲立ちをしたのが安田銀行の安田善一郎。
余談だが、本宮ひろ志の名作「俺の空」の安田財閥のモデルじゃないだろうか・・・
で、渾身のTBSドラマが出来そうな歴史を経て、その主人公たちの名前が駅または町の名に残ってるんだろう。
浅野総一郎(浅野駅) 安善町(安田善一郎)
それを思うと、この鉄路に漢を感じるのはオレだけではないんじゃないか。
おもむろにコインランドリーと煙突が見えた。
コインランドリーはともかく銭湯はやってないだろうな・・・
子安にも似たような銭湯があったなあ。
失礼! 立派に現役でした^^
ちょっと調べてみたら人気スポットでレポもたくさんありました。
店主に密着した秀逸なレポでした。なかなかこうは出来ない! 才能だね^^
町外れの公園に鯉のぼり。
地域の催しがあるんだろう。 青空にはためくところが見たかったな。
以下次号! ・・・たぶん。
by tatuotoko0406
| 2017-05-07 19:01
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